旧石器時代の食事(パレオダイエット)について 連載13回(9/13)


Dr. Benjamin Drewe : Herbalist (Dr. ベンジャミン・ドルゥー : ハーバリスト)

旧石器時代の食事(パレオダイエット)について 連載13回(9/13)

<穀類(健康目標と体重目標が達成されるまで回避するのがベスト)>

古代において私たち人類の祖先は、食事に穀類がほとんど含まれていない狩猟採集民としてヒトの遺伝的歴史の99%以上を過ごしており、これは私たちの食に受け継がれています。

私たちの先祖の食物性炭水化物のほとんどは、もっぱら野生地から採取した果物、野菜、ナッツ類に由来していました。

彼らの身体活動は、今日の標準よりも間違いなく激しいものでした。

この遺伝的な 「穀物なし」の食事が受け継がれていることは、今日の人口の10%以上が、小麦、大麦、ライ麦のグルテンに対して明らかな不耐性があり、グルテンを豊富に含む食品を食べた後に体調をくずす事実によって示されています。

Googleで「グルテンフリー(無添加)食品」を検索するだけで、4000万件以上のウェブサイト検索結果が表示されることからこの問題がいかに一般的であるかがわかります。

狩猟採集民であった私たちの祖先は、資源の枯渇や気候変動、干ばつや飢饉にも対処しなければならず、その結果、彼らは生き残るために体重を蓄積する方法を遺伝的に発達させました。
体脂肪という形でエネルギーを蓄えられたものは、飢饉(あるいは長い航海)の時期にも長く生き延びることができました。
日常生活にそれほど多くの食物を必要とせず、生き残ってその遺伝子を後世に伝えました。

ところが現在では、その逆が事実で、私たちは四六時中、意のままに制限なく精製されたカロリー〈食物〉を摂取しています。私たちが確実に生き残れるように発達してきた貯蔵メカニズムが、健康のリスクを高めます。

これは、ここ数千年の間に、私たちは農業を発見し、試行錯誤の中でカロリーが豊富で甘い〈糖度の高い〉穀物(米、小麦、トウモロコシなど)を作り、これらの穀物を日常の食事にしてしまったためです。
食用穀類や砂糖の過剰摂取に運動不足のライフスタイルが重なり、訪れることのない苦難の時期に備えてエネルギーを蓄積しようとする私たちの遺伝的傾向は裏目に出てしまいました。

朝食、ランチ、ディナーと穀類を食べ続けていては、体重を減らすことはできません。

食事の基礎を穀類からグリセミック指数の低いヘルシーな野菜に置き換え、一緒に良質なタンパク質、ナッツ、種実類を摂取することで、その段階に対し、変わることのない、健康的かつ満足のいく減量が見て取れるでしょう。


おおまかなやり方としては、自身のウエストを確認し、それに基づいて穀物の摂取量を調整します。穀類を食べることを選択する場合、グリセミック指数が低く、分解速度の遅い複合炭水化物(野菜、玄米、全粒パンなど)のみを摂取し、そしてもちろん、余剰エネルギーの摂取に合わせて活動〈運動量〉を増やす必要があります。


テーマ : 健康、美容、ダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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