パレオダイエット なぜ、平均寿命の短かった原始人の食生活を真似するの?
パレオダイエット担当のヒデです。(paleo diet by Hide)
“なぜ、平均寿命の短かった原始人の食生活を真似するの?”
という質問をY.さん(43歳)から頂きました。
それは、旧石器時代の原始人は、亡くなる寸前まで活動的で元気だったからです。
確かにその頃の平均寿命は約33歳と短いのですが、それは抗生物質などの薬が無いために感染症のリカバーが難しいことや、安全が確保されていないためにライオンなどの動物に捕食されてしまうこと、部族の争いなどで戦死をしてしまうことなどの基本的に避けられない不運が大きかったからだと思われます。
また、成人するまで体力の弱い幼児の死亡率が高いので、それも平均寿命を押し下げている原因です。
(平均寿命とは0歳が何歳まで生きる事が可能であるかという年数ですので、体力のある成人まで育った場合の平均寿命は、もっと長いものになります。)
実際に、今でも狩猟採集生活を続けるパラグアイのAche達は、ある程度の食べ物と住居、安全が確保されているので、健康で活動的であり、平均寿命は約70歳に至るそうです。
そのAche達の死亡の原因は、約73%の方が事故などによる突然死で、13%の方が病気によるものだそうです。
要するに、病気になる方が少ないので、ほとんどの方が亡くなる直前までとても元気で活動的であり、もし、病院などの近代的なインフラが整えば、狩猟採集の食事と生活を続けていらっしゃるAche達の平均寿命は、もっと長くなると言えるのではないでしょうか?
Ache達のQuality of Lifeは、非常に高いものだと思います。
“LIVE LONG, DROP DEAD”
参考図書 (21day total body transformation : Mark Sisson)
