ハーブアドバイザーのマーシーです。(herbal advisor Mashi)
食品添加物の専門商社に勤めていた方が食品製造の裏側を告発した本です。著者は、自分の子供に自分が作った添加物が含まれた食品を食べさせたく無い思いから、食品添加物の情報を公開する側に転身されました。
著者:安部司
題名:みんな大好きな食品添加物 食品の裏側
出版社:東洋経済新報社
P34
私の人生を変えたミートボール事件
その日は長女の3回目の誕生日でした。
当時の私は絵に描いたようなモーレツサラリーマン。~~省略~~
P35
食卓には妻が用意したご馳走が所狭しと並んでいます。
そのなかに、ミートボールの皿がありました。
可愛らしいミッキーマウスの楊枝がささったそれを、何気なく口に放り込んだ瞬間、私は凍りつきました。
それはほかならぬ、私が開発したミートボールだったのです。
私は純品の添加物ならほぼすべて、食品に混じりこんでいるものでも100種類ほどの添加物を、舌で見分けることができます。いわば、「添加物の味きき」「添加物のソムリエ」と言ったところでしょうか。~~省略~~
P36
見れば息子たちも実においしそうにそのミートボールを頬張っています。
「ちょ、ちょ、ちょっと、待て待て!」
私は慌ててミートボールの皿を両手で覆いました。父親の慌てぶりに家族は皆きょとんとしていました。
P37
ドロドロクズ肉が30種類の添加物でミートボールに蘇る
~~省略~~
この「端肉」で何かつくれないか、と私に相談がきたのです。
元の状態では形はドロドロ。水っぽいし、味もなく、とても食べられるシロモノではありません。これを食べられるものにするにはどうしたらいいか---そこが発送の出発点でした。
P39
この私の開発したミートボールは、売値が1パックったったの100円弱。そこまで安い値段設定ができた理由は、減価が20円か30円だったからです。
テーマ : 食と健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット